東京ではあまり知られていない”あん巻き”がめっちゃおいしいので、東京でも売ってほしい!! という話

2021-09-04NEWS,ショップ,フード

 先日、昔同じ会社で仕事をしていたこともある知り合いと久しぶりに会いました。

 そこで、その知り合いから
”あんまき”がおいしいので、ぜひ食べてみてください」
 と言われて、あんまきなる物体をいただきました。

 あんまきって言ったら、アレだろう⁉ 肩が凝ったりしたときに使うやつ!!

按摩器、すなわち按摩をする器機です。 

 

 と思ったら、違うんです!! ま、食べられるって言うしね…。

東京人よ、按摩機じゃなくて、これが「あん巻き」だ!!

 その正体は、豊橋名物の、「あんこ」をもっちり&ふっくらした「衣で巻いた」和菓子でした。

これが噂の”あん巻き”! なんとも言えない味わい深いパッケージも魅力的。

「自慢のつぶあん、もっちりあん巻き」

 と大きく書かれています。

 調べてみると、このお亀堂「もっちりあん巻き」は、”愛知県産小麦粉「きぬあかり」を使用し、ふんわり、もっちり焼き上げた皮に、風味豊かに炊き上げた北海道産の小豆あんを入れました。 もっちりした食感が人気の一品です。豊橋土産に最適。”(お亀堂ホームページより一部抜粋)とのこと。

 実物を見てみると…

■もっちりあん巻き(お亀堂)

愛知県産小麦粉「きぬあかり」を使用し、ふんわり、もっちり焼き上げた皮に、風味豊かに炊き上げた北海道産の小豆あんを入れた、 人気の一品。豊橋土産に最適。1ヶ 150円(税込)。

過去受賞歴
・第25回全国菓子博覧会 金賞
・あいちのお菓子総選挙 理事長賞
・お伊勢さん菓子博2017 金菓賞

 あんこをふんわりとした衣(皮)がちょうど約1周分巻いています。巻きすぎても、足りなくても困ってしまうと思うので、巻き加減がちょうどよいと思います。きっと昔は調子に乗って15周くらい巻いたり、かと思えば0.3周くらいで泣く泣く巻くのを止めたりしたこともあったんじゃないかと推察しますが、その困難を乗り越えてこの巻き加減にたどり着いたかと思うと、先人たちの努力に思わず、目頭が熱くなったり、血糖値が上がったり下がったりしそうです。

 そして、肝心のお味の方は、と言うと… これが何とも言えないふんわり&もっちりした触感で、あんことのバランスもよく、ちょっとクセになる味&感触でした。あんこと小麦粉の皮というのは大定番の組み合わせなのに、ありそうで意外にない…という絶妙なところをズバッと攻められた商品という感じ。

 これは、たまに、というか、ぜひ定期的に買って食べたい感じのお菓子だよな、と思ったので、「どこで買えるのか」と、お亀堂 東京広報室長の河田真実さんっていうかその知人に聞いてみると、このお亀堂の「あん巻き」は生菓子なので、ケーキと同じように日持ちせず、かつ東京には工場がないため、その知人が愛知県の豊橋からハンドキャリーで東京に持ってきて、そのまま自分に手渡ししてくれたもの、でした!! 

 な、な、なんと!! 東京では作ってないし、売ってない!? ガガーーン!! っていうか、どうもありがとうございます、河田室長。マジ恐縮です。じーーん…。

 …と、ややショックを受けつつ感謝していると、河田室長は、そのような東京の「あん巻き」をめぐる絶望的状況を打破するために、将来東京工場を作って、東京支店を開店し、東京でもあん巻きをバンバン売る! という野望があるそうで、そのために関東圏で独自に即売会などを行い、「あん巻き」の知名度を上げる努力をしているところだというのです。

 この、あん巻きの東京進出計画の野望について、前出の河田室長は、

「ていうか、ワタシ、愛知県豊川市出身なんですけど、昔からお亀堂さんのあん巻きが好き過ぎて、平成10年の発売当初から個人的に布教活動をしていたんですね。地元に帰省するたびに自腹で大量にあん巻きを買っては、同僚や友人に配っていました。おおむね好評であの“亀のお菓子”また食べたい~とよく言われてました」(お亀堂 東京広報室 河田室長)

 …と短くまとめるんじゃないよ! とばかりに補足してくれました。

 また、河田室長は、それだけでは飽き足らず、さらにより深く、あん巻きの布教活動にのめり込んでいったそうで、頼んでもいないのに…

「前職場では、自身が担当していたキャラクターに”あん巻きが好き”という設定を入れて、キャラのオリジナル焼き印を入れたあん巻きを作らせてほしいとお亀堂さんへアプローチしてOKをもらい、それをイベントで発売したらバカ売れしちゃいまして……めちゃくちゃ喜ばれました。

 その時のご縁もあったので会社を辞めてフリーランスになった際も、「お亀堂のあん巻きを広める活動をしたい!」って、社長のところに直談判しに行きました。そしたら社長が「仕事をしてもらうなら、肩書きをあげんといかんね(三河弁)」とおっしゃってくださって、東京広報室長という立派な肩書と名刺をくれました。その時から「あん巻き伝道師」を名乗っています。

 ちなみに社員ではなく業務委託なので、スタッフゼロの一人広報室長です。会う人会う人に名刺をバンバン配りつつ、あん巻きのPR活動をしております。もちろん東京や関東近郊で行われる催事などもわたしが担当することになっていまして、チャンスがあればいろんな方にお亀堂のあん巻きを食べていただきたいな~と思っています。今はコロナ禍なので、なかなか試食販売ができないのが残念なんですが、ホント、一度食べていただければそのおいしさがわかると思うので、食べたいな~って方は個人的に連絡ください。それくらい自分自身がファンなんです。イベントとかあったら、もう売りに行くんで、ぜひよろしく!! 」(お亀堂 東京広報室 河田室長)

 と、マシンガンさながらに、あん巻き愛を語ってくれました(頼んでもいないのに!)

 また、個人的な見解ですが、河田さん自身も、あん巻き愛にあふれる、あん巻きを意識したかのようなフォルムをしているので、思わず「本気だな」と思わせる説得力があります。ハナペンニュース的には、あん巻き美人と言っておきたいです。

 たしかに東京ではありそうでない和菓子だし、しかもふんわり&もっちりとした触感の衣に上質な餡というのは、定番的お菓子になりうるポテンシャルをビンビン感じさせます。が、自分の知人や妹を含む3名に聞いてみたところ、3名中3名が「あん巻き」の存在を知りませんでした。東京での知名度はまだまだ低そうです。が、味やお菓子そのものについては3名中3名がやはり肯定的でした。

 このなんともいえないこの触感と程よい甘さ、ちょうどよい食べ応えとボリューム感、しなやかかつ親しみやすい曲線のフォルム、安心感と安定感のある原材料、和菓子カテゴリーの隙間をつく絶妙な立ち位置、つい口にしたくなるシンプルかつ和風レトロな4文字の名称、重力に逆らわない従順な重量感、体内で程よく消化・吸収されそうな気配… などなど、東京や関東圏でももっともっと広まってもよさそうな魅力にあふれていると感じました。

 単刀直入に言うと、食べてみて「日常的にちょくちょく買って食べたい!」と思ったのに、世界中の食べ物が何でも手に入るこの東京で入手できない、という現実…。え? 東京よ、大丈夫か? というか、この状況は、世界的なグルメ都市の東京に突き付けられた、大きな課題なのではないでしょうか。

 ということで、ハナペンニュースとしても、東京都に住む人間としても、ぜひ打破するべき事態だと認識せざるを得ないと感じています。そして、「あん巻き」をもっともっと食べたいので、我々はハナペンニュース的「ネクストブレイク和菓子」の筆頭候補としてこの「あん巻き」をスぺシャル大推薦したい!! と思います。

 なお、このお亀堂のあん巻きには、スタンダードな「小豆あん」の定番商品以外に、なんとコラボ商品の「ブラックサンダーあん巻き」や愛知感あふれる「小倉バターあん巻き」などもあるようです!! 

 っていうか、3種類もいただいちゃいました!! マジでありがとう!! ってことで、あん以外のあん巻きも紹介するぞーっ!! 

小倉トーストを意識した、小倉バターあん巻き!!

小倉バターあん巻き

愛知県の喫茶店で人気の”小倉トースト”をイメージした、小倉バターあん巻き。小倉あんとバタークリームが絶妙にマッチした一品。
※小倉バターあん巻きは夏期発売ありません(10月~販売再開予定)

※いただいたのは夏になる前だったのですが、 残念ながら「小倉バターあん巻き」は夏期期間は発売されていない、とのことです。ご注意ください。秋まで待とう!! 

人気のコラボ商品、ブラックサンダーあん巻き!!

ブラックサンダーあん巻き

「ブラックサンダー黒い雷神」とコラボした、もっちりあん巻き。 ザクザク食感のブラックサンダーと濃厚なチョコクリームを混ぜ合わせて、もっちり焼き上げたあん巻きの皮で包んだもの。

受賞歴)
・令和元年 愛知県ふるさと食品コンテスト最優秀賞(愛知県1位)
・令和元年 優良ふるさと食品中央コンクール農林水産省食料産業局長賞(全国2位)

 

お亀堂とは…⁉

 お亀堂は愛知県の東三河で美味しい和菓子を販売してるお店。

 昭和25年(1950年)に石川和男氏が、豊橋市広小路1丁目にて甘味茶屋を創業。そののち、昭和36年(1961年)お亀堂有限会社石川商会が設立。昭和39年(1964年)には菓子の製造を開始した。

 四季折々の和菓子を幅広く取り揃えつつ、安心と安全を最優先して、防腐剤は使用せず、添加物も最小限に抑えて健康に配慮した和菓子作りを心掛けている。製造したお菓子は、豊橋を中心として、豊川、田原、浜松のエリアで、直営店7店と豊橋駅キヨスク、スーパー等のセルフ26店の合計33か所で販売。

 藤沢店では茶屋を併設していて、あんみつバー、ぜんざい、らーめんなどのメニューも用意している。また、豊橋駅ビルカルミア店、田原セントファーレ店では、できたて、握りたてのおむすびの製造販売も手掛ける。

 さらに、夏場には藤沢店を初め、岩田店、田原店、カルミア店の各店で和菓子屋ならでわのふんわりかき氷も提供しているそうだ。

お亀堂 会社概要

会社名  :株式会社 お亀堂
本社   :〒441-8044 愛知県豊橋市南小池町165番地
電話   :TEL 0532-45-7840
FAX   :0532-45-5682
事業内容 :
①和菓子製造 生菓子、進物菓子、お餅、お赤飯 
②和菓子販売 路面3店とテナント4店・セルフ取引先25店・その他慶弔ギフト
(セルフ店は豊橋、田原、浜松、豊川、小坂井、湖西の東三河エリア)
③茶屋    藤沢店
④おむすび販売 カルミア店・田原セントファーレ店
⑤不動産賃貸 広小路店
資本金  :300万円
従業員数 :150名(パート勤務者含む)
主要取引銀行:豊橋信用金庫・蒲郡信用金庫

関連情報

・お亀堂 ホームページ
http://www.okamedo.jp/company/

・あん巻き太郎【お亀堂公式】豊橋応援企業(お亀堂公式twitter)
https://twitter.com/okamedo_jp

カワダマ♥あん巻き(あん巻き伝道師 / お亀堂東京広報室長)twitter
https://twitter.com/kawadama777