日本一の守備の名手、元ヤクルトの”宮本慎也の守備の極意”が超わかりやすい!!
宮本慎也氏といえば、元ヤクルトで連続無失策記録やシーズン最多犠打、通算2000本安打を記録し、国際大会ではサムライジャパンのキャプテンをも務めたプロ野球界のレジェンド。まさに日本プロ野球を代表する名選手です。
先日、その”宮本慎也流キャッチボールの極意”を紹介しました。
・(参考)日本一の守備の名手、元ヤクルトの”宮本慎也流キャッチボールの極意”が、超わかりやすい!!
YouTubeの「トクサンTV」でご本人がキャッチボールをしながら、アツく語り、指導している映像が見られます。
…なのですが、続きまして、同じく「トクサンTV」のほかの動画にて、今度はノックをしながら内野の守備についても、アツく語ってくれています。
(動画のタイムテーブル)
0:18 サードとショートの守備の違い
2:25 グラブさばきで意識することは
4:27 宮本流グラブの型つくりの仕方
7:22 宮本慎也氏が内野ノック
11:57 宮本慎也氏が守備を実演!
以下、その内容を箇条書きにして、メモ代わりに書いておきます。
宮本流内野守備の極意とは…!?
サードとショートの違い
・ショート=状態を浮かせゆらゆらと
サード =低い姿勢で半身の構え
→ショートの守り方だとサードでは打球に間に合わないので、構え方が変わる
(サード)
・右足のつま先は打者に向ける
・左足は1歩後ろでつま先は投手方向
(三塁線は飛ぶ確率が低い=しょうがない)
・三塁線を抜かれてはいけないケース=三塁線を詰める
・ショートはピッチャーの投球を追えるが、サードは追えないので、打球が飛んでから反応するしかない
宮本流の本当のグラブの使い方
・手を開いてもいない(自然体のまま)
→手を開こうとすると力が入る→手首が固くなる ×
・グラブにはめる=×
グラブに手を添える=〇
(※グラブの型に手を合わせて入れるだけ)
・手の甲を向けて打球を追う…×
気をつけの時手の甲は外側 →そのまま打球を追う
・ボールが入ったら勝手に閉じるようなグラブを作ること
宮本流グラブの型つくり
1)取りたい型のままボールを入れてバンド等で巻く(約1週間)…使わない、巻いたまま/たまに慣らす程度
2)キャッチボールやペッパー、ノックなどで肩をつける
(基本はノックがよい)
3)キャッチボールをやると痛くないところで捕ろうとするので、よくない →ポケットが深くなりすぎる →できるだけノックで型をつけるのがよい
宮本流目からウロコのグラブの話
・グラブの指の向きと自分の指の向きは違う
→グラブと手は一体化しない
・グラブの中心=手の指の部分
→手のひらではなく、指で捕球している!
→「手のひらで捕れ!」というと土手で捕球してしまう
・グラブを立てなさい …×
手を立てなさい …〇
→グラブの薬指・中指が地面に着く=手が立っている
・グラブの重みで勝手に地面に着く
→手に力を入れると、グラブが上がってしまう、立たない
・「手の指で捕りなさい」=正しいアドバイス
(※グラブと手の関係をよく理解すること)
内野ノックでの宮本氏の指示
・手の甲を横に向けて打球を追う
・早めに捕球体制に入る、ゆっくり
…という感じでした。自分もノックの時に「グラブを立てろ」っていうのはよく言いますが、宮本さんのお話は目からウロコでした。「手に力を入れるな」ってのも、たしかにそうだな、と思いました。
また、”グラブと手の関係”をちゃんと理解していないとダメですよ、っていうのは指導者に向けた言葉だったと思います。とても参考になるお話でした
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