【ルール/審判】バッターがファウルゾーンで自打球に当たったら…?

2021-07-29ハナペン野球教室,ルール

 先日、球審をしていた少年野球の練習試合で、打者が小飛球を打ち、一塁に走り出したところに小飛球(自打球)が落ちてきて、打者走者の背中に当たる、ということがありました。

 落ちてきた場所がファールエリアだったので、また打者が故意に守備を妨害したところもなかったので、「ファウル」と判定しましたが、それでよかったのかな? と心配になったので、調べてみました。自分への備忘メモとして、ここにまとめておきたいと思います。

 まず、「打球が打者(打者走者)に当たる」という場合は、当たった場所(エリア)によって対応(判定)が変わる、ということが基本になります。

打者に打球が当たった場合の判定は…?

 打者(打者走者)に打球が当たった場所と、故意かまた守備妨害をしようとした行為か、によって判定が変わります。以下、表にまとめました。

打球が当たった時の場所判定
バッターボックス内――ファウルボール
バッターボックス外フェアゾーン 打者アウト(守備妨害)
バッターボックス外ファウルゾーン ファウル(守備妨害がなく、故意でない)
打者アウト(守備妨害の意図、故意に触れた場合)

 ポイントは、バッターボックス外のファウルエリアで打球に当たった時、です。キャッチャーや野手が打球を取ろうとしていて、それを妨害していたらファウルゾーンでも守備妨害として「アウト」になりますが、そうでなければ、「ファウルボール」として処理して大丈夫のようです。

 また、打球が当たった時点で、フェアゾーンで打者がアウトの場合でも、ボールデッドとなり(ファウルボールの場合も当然ボールデッド)、走者は元の塁に戻されます

 打者に打球が当たったら、いずれにしても、ボールデッドになるということになるわけですね。

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