【ポケモン ソード日記】122回目:子供の時間
翌日、おいらは、同僚ママに『ダイヤモンド』を渡すタイミングを見計らっていた。
そのまま、渡すのも、どうかと思うので、使い古した会社の封筒に『ポケモン ダイヤモンド』を入れた。
これで、封筒を渡しても、誰も『ポケットモンスター ダイヤモンド』とは思うまい。
多分、会社創業して以来、社内でポケモンの受け渡しがなされるのは初めてのことであろう。
そんなアホなことを思いつつ、同僚ママが独りになった瞬間がやってきた。
ランチから帰ってきた、同僚ママ。
彼女のデスク周りには、誰もいないのだ。
こりわ、チャンスタイムで、あ~る。
同僚ママに、近づき、おいらは、言った。
「これ、息子さんにプレゼント」と。
彼女は「えっ!?なんですか」と聞いた。
同僚ママは訳が分からない感じだ。
ここで、説明した。
息子さんが「ディアルガ」を欲しがったこと。
そして、その「ディアルガ」が伝説ポケモンで出てくるのが『ダイヤモンド』であること。
「そんな、もらっちゃってもいいんですか?」と聞かれたので
「ポケモンは、すべて移動したし、リセットしてあるから大丈夫!」と答えた。
すると「ありがとうございます!」と同僚ママは『ダイヤモンド』を受け取ってくれた。
息子さんが、どんなリアクションをするのか見られないのは、とても残念ではあるが、彼が喜んでくれれば、おいらは、いいのだ。
昔の息子を思い浮かべると、喜ぶ姿が、なんとなく想像できるのだ。
子供が、喜んでいる姿は、親の心に刻まれる。
で、その姿は、ずっと心に残っている。
ポケモンがくれた息子とおいらの「絆」は、きっと、一生忘れることはないであろう。
そのときのブログにも書いたが、子供が見せてくれる表情や感情は、一瞬だと思うのだ。
また、こういう時が訪れるだろう、と親が思っていても、あっという間に通り過ぎちゃうんだよね。
だからこそ、子供の時間は大人が、とても大切にすべきだと、おいらは思うのだ。
それは、同僚ママの子にも言えることだ。
おいらができることがあれば、しかも、それが、ポケモンであるならば、お手伝いさせてくださいっっっ!
さあ、どんな反応を、息子さんは見せてくれたのかな?
その日は、幸せな気持ちになって、眠りについた。
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34歳で「ポケモン」にハマり、「ポケモン」を通じて当時幼稚園児だった息子との交流を描いた「34歳パパの初ポケモン日記」が、ファミ通ブログアワード優秀賞を受賞。
以来「ポケモン」を愛し続けるサラリーマン。
現在は、「帰ってきた片葉のナエトルの46歳おやじのポケモン 再奮闘記!!」を執筆中。
・34歳パパの初ポケモン日記
https://ameblo.jp/tyrrell019/
・46歳おやじのポケモン再奮闘記!!
https://ameblo.jp/tyrrell001/
ぜひぜひ、遊びにきてくださいね~。
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