■レトロゲーム追憶記!!!!1984年 ハドソン FC「ロードランナー」

レトロゲーム,レトロゲーム追憶記,家庭用ゲーム

そのゲームは、小学生だった自分の親友「前野(仮)」の家にやってきたのだ。

これは、当時、衝撃的だった。

何がって、画面が横にスクロールするのだ!

・・・・・、これ、伝わらないよね。

説明しよう!

当時のゲーム画面は、固定のままだった。

それが、「ロードランナー」は、主人公が画面から右に移動すると、新たな画面が出てくる

つまり、2画面分のフィールドであったのだ。

今、書くと、それで?って感じんだろうが、当時は、画期的だったのだ。

なんか、新しい時代を感じたものであった。

このあと、某スーパーマリオなんかが、登場するもんだから、この「ロードランナー」のスクロールは、速効で、過去のモノになるのであるが。

さて、肝心なロードランナーのゲームは・・・。

スバリ、ワタクシには合いませんでした(涙)

このゲームもパズル要素満載。

あれから、ウン十年が経ち、ワタクシ、小学生から、老人手前になっているが、パズルは苦手なまま。

残念ながら、進化も成長もしなかった(号泣)

「ロードランナー」に対しては、正直、オモシロイと感じることは、なかったのだが、あの2画面あるゲームステージの衝撃は、未だに鮮明に覚えているので、あった。

「ロードランナー」(FC)のプレイ画面はこちら

(編集部追記)

 2画面の衝撃が伝わらない方には、こちらの画面を最初だけでも見てもらうと、意味がわかると思います!

 ほらね! 

 ちなみにこの「ロードランナー(Lode Runner)」はアメリカのゲーム会社の老舗中の老舗、ブローダーバンド社から発売されたアクションパズルの名作中の名作です。

 そして、レトロゲームに詳しい人にはおなじみの、バンゲリングベイ三部作のひとつです(「バンゲリングベイ」、「チョップリフター」、そしてこの「ロードランナー」のこと)。

 そして、このゲームを作ったのは、当時まだワシントン大学の学生だったダグラス・E・スミス(ダグ・スミス)氏で、当初は「Kong」というタイトルだったが、「Miner」という名前でゲームメーカーに売り込まれ、翌年ブローダーバンド社からAppleIIで発売され、その後さまざまな機種でも発売されました。

  また、この「ロードランナー」には続編があります。パズル的な要素がより強化された「チャンピオンシップ ロードランナー」です。こちらも他機種で発売されています。

「チャンピオンシップロードランナー」(FC)のプレイ映像はこちら

 ダグ・スミス氏は、2014年に亡くなられましたが、まだ53歳の若さでした。その時は一部の日本のメディアでも「ロードランナー」の作者が亡くなった、と報道されていました。

 ダグ・スミス氏は1990年にスクウェアに移籍し、そこで日本産ゲームのローカライズ等も担当していました。日本とも縁のある開発者だっただけに早すぎる死は、ゲーム業界にとっても、とても残念なことでした。