【NEWS】バンダイナムコグループがWHOの新型コロナウイルス感染症連帯対応基金に1億円を支援

2020-04-25ゲーム会社,新型コロナウイルス関連

バンダイは飛沫防護マスクを菊場記念病院と東京都医師会に寄付

(プレスリリースより作成)

 4月16日に、株式会社バンダイナムコホールディングス(代表取締役社長:田口三昭)は、世界保健機関(WHO)による新型コロナウイルス感染症への対応を支援するために、国連財団スイス慈善基金会が設立したCOVID-19 Solidarity Response Fund for WHO(WHOのための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金)に、1億円の支援金を拠出したことを発表した。

 バンダイナムコグループの発表によると、この拠出は、日本国内で同基金を代表する(公財)日本国際交流センターを通じて行うもので、今回の寄付に続き、全世界のグループ役職員が参加する寄付や商品・サービスを通じた支援などを継続的に実施していく、としている。

 また、「このような厳しい環境下だからこそ、人々の心は夢や楽しさを必要としており、エンターテインメントを通じて世界中の人々に「夢・遊び・感動」を提供することが、バンダイナムコグループの存在意義であると考えています」という一文もプレスリリースには記されており、グループとしてできること、期待されていることに取り組んでいく、としている。

 翌日の4月17日には、株式会社バンダイが、子会社のシーズを通じて、玩具生産で培ったノウハウを生かし、飛沫防護マスク(フェイスシールド)を生産し、感染拡大の抑制とひっ迫した医療現場の支援のため、菊名記念病院および公益社団法人東京都医師会1万セット(セット内容:フレーム1個、取り換え用フィルムシールド5枚)を寄付することを発表した。また、今後の医療現場の要請により、継続生産や一部販売も検討していく、としている。

 なお、株式会社シーズは、1994年設立された会社で、バンダイナムコグループにおける玩具・玩菓・電子ゲーム・文具の国内生産や、医療機器やエレクトロニクス製品のOEMビジネスを展開している、とのこと。

・お知らせ:新型コロナウイルス感染症対策支援について(株式会社バンダイナムコホールディングス)
https://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/press/9757?entry_id=6825

・新型コロナウイルス感染症拡大に伴う飛沫防護マスクの生産・寄付の実施(株式会社バンダイ)
https://www.bandainamco.co.jp/files/E38090WEBE38091E38395E382A7E382A4E382B9E382B7E383B.pdf

参考)
・バンダイナムコホールディングス 公式サイト
https://www.bandainamco.co.jp/

・バンダイ公式サイト
https://www.bandai.co.jp/

・シーズ公式サイト
https://www.seedsj.com/index.html

 ちなみに、菊名記念病院は、神奈川県横浜市菊名にある病院で、「医療法人五星会菊名記念病院」が正式な名称のようだ。年間7000台を超える救急車の搬送を受け入れている、横浜市でも有数の救急病院とのこと。そのような体制のためか、医師6人、理学療法士2人が新型コロナウイルスに感染している(4月23日現在)。何を記念しているのかは、ネットで調べた限りではわからなかった。

・菊名記念病院
https://kmh.or.jp/

 また、東京都医師会とは、Wikipediaによると、「東京都知事所管の東京都の医師を会員とする公益法人。東京都を区域とし、特別区、市、郡の地区医師会、その他の医師会及び大学医師会の会員をもって組織されている。日本医師会及び郡市区等医師会との連携のもと、医道を昂揚し、医学技術の発達普及と公衆衛生の向上を図り、もって社会の福祉を増進することを目的とする。東京都リハビリテーション病院の管理運営を行っている」とのこと。

・東京都医師会
https://www.tokyo.med.or.jp/