ふくふく島の四季折々 62「2Fの葛藤」

2020-07-14どうぶつの森日記

2Fの47歳おっさんは、なんだか落ち着かないのだ。

やはり、離れているから、余計に気になってくるのだ。

娘のブーケは、描けているのだろうか?

これが、小学校低学年までだったら「パパあ~、見てえ~」などと言いながら、途中で2Fまで、上がってきたに違いない。

時は、流れるもので、彼女は、中学3年生になっていた。

ここのところ、父が話しかけると、とてもメンドクサそうに、ぼそっと答えなさる。

最初は、僕が本気で嫌いなのかな、と少し悩んだ。

だが、これが、反抗期ってヤツなのかもしれないと思い直したのだ。

なんとなくだが、父親としては、娘が、どんなに大きくなったとしても、無邪気に「パパッ」と言ってきた姿は、一生、忘れないのでは、ないだろうか?

僕も、そんな幻想に取りつかれている。

そうそう、そんなことを考えながらも、2時間が過ぎていた。

もう、いくらなんでも、ええやろう。

おいらは、こっそりと、TVが置いてあるリビングに入る。

そこのテレビに、映っていたのは・・・。

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