【NEWS】『マリオ』の生みの親、日本を代表するゲームクリエイター宮本茂氏、文化功労者に選出!! ほかにもこんな人たちが…

2020-10-16NEWS,ゲームレジェンド,ゲーム会社

 政府は29日、2019年度の文化勲章受章者6人と文化功労者21人を発表した。
 すでに、様々なメディアが報じているが、この文化功労者に、任天堂宮本茂氏が含まれていた、ということが、話題になっている。

 政府が発表した、宮本氏に関する主な業績は以下のとおり。

宮本茂(みやもと・しげる)
ゲームプロデューサー。任天堂のゲーム開発の中心人物。マリオシリーズなどで知られ、日本のゲームを世界に誇る文化に発展させた。66歳。

また、今回宮本氏が選出された文化功労者の中には、ほかにも

石井幹子(いしい・もとこ)
照明デザイナー。照明で空間をデザインして環境を活性化させることを提唱し、東京タワーや姫路城などのライトアップを手がけた。81歳。

大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)
映画監督。夢や遊び心あふれる映画を創作し続け、故郷尾道が舞台の「転校生」や「時をかける少女」などで知られる。81歳。

坂東玉三郎(ばんどう・たまさぶろう、本名守田伸一=もりた・しんいち)
歌舞伎俳優。歌舞伎界を代表する女形として活躍し、新劇や海外戯曲にも出演している。69歳。

渡辺美佐(わたなべ・みさ)
音楽プロデューサー。アーティスト多数を世に送り出し、大衆エンターテインメントを担う渡辺プロダクションの黄金時代を築いた。91歳。

といった人たちも含まれている。

 文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は東京都内のホテルで開かれるとのこと。

 ちなみに、宮本茂氏は、世界中の数々の賞を受賞しているが、とくに勲章として有名なものは、

・シュバリエ章(シュバリエ勲章)
 
フランス政府・文化通信省から贈られる芸術文化勲章。2006年。
・ アストゥリアス皇太子賞(スペイン皇太子賞)
  スペイン。「コミュニケーションおよびヒューマニズム部門」の受賞。2012年。

このふたつ。

 また、エンタメの世界では、2010年にイギリスで英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)「フェローシップ賞」を受賞(ゲーム業界では3人目、日本人は初)したり、2008年にアメリカで「Your Time 100」(「Time」誌の読者が選出する「影響力のある100人」)においてトップに選ばれるなど、数々の偉業を国内外で認められている。

…とはいえ、肝心の日本国内では、国や政府、マスコミからの評価は海外よりも低いと思われていた節がある。ので、ゲーム業界関係者は、この宮本氏の選出をわがことのように喜んでいるようにも感じられる。

 また、受賞について、京都新聞の取材に応じている。その模様はこちらに。
「マリオの父「憧れのモデルはミッキーマウス」 文化功労者、任天堂宮本さん語る」(京都新聞)/Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースのツイッターはこちら。

 ゲーム業界関係者も…

イシイジロウさんや、

 『ソニック』の元セガ、中裕司さんも祝福。

 「当然でしょ海外ではとっくに…」とか言いたい気持ちはよくわかりますねー。

 ほかにも、ファミ通を始め、とても多くのメディアが報じていますね。

ほかにも、

 というような意見や…

大林宣彦監督に関するツイートも見かけます。
 
 たしかに、宮本茂氏の報道やツイートがあまりにも多いので、他にもいろんな人が選出されていますよ、っていうところも大事かな、っていう気もしてしまいます。

 が、裾野の広い文化というものへの貢献、また日本の文化そものについても、あれこれと考えてみるいい機会になるかもしれません。ゲーム業界の人間としても、ゲーム以外の日本の文化や芸術について知見を得られるきっかけになるかもしれません。